出演者プロフィール

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- 大友直人(指揮)
桐朋学園大学を卒業。指揮を小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘各氏に師事した。桐朋学園大学在学中からNHK交響楽団の指揮研究員となり、22歳で楽団推薦によりNHK交響楽団を指揮してデビュー。現在、群馬交響楽団音楽監督、東京交響楽団常任指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団ミュージックアドバイザー。また、2004年から8年にわたり、東京文化会館の初代音楽監督を務めた。
在京オーケストラの定期演奏会にとどまらず、2012年3月にはハワイ交響楽団のオープニングコンサートを指揮、同年6月にはロレーヌ国立管弦楽団の定期公演に客演。絶賛を博し、欧米での活躍にも大きな期待が寄せられている。
第8回渡邊暁雄音楽基金音楽賞(2000年)、第7回齋藤秀雄メモリアル基金賞(2008年)を受賞。

- パトリック・ジグマノフスキー(ピアノ)
パリ国立高等音楽院、同音楽院演奏家マスタークラスでユボー、ドヴァイヨン、ルヴィエに師事。卒業後、ミュンヘン国立音楽院にドイツ政府奨学金生としてゲラルトオーピッツ氏の教えを受けた。
数々の国際コンクールに入賞(パリ国際室内楽コンクール1位、FUNAPEC国際コンクール1位、ヘンリソーゲ国際コンクール1位他)クラリネットとフランス音楽を録音したCDは非常に高い評価を受けた。(リランクス発売)後ブラームスとレガーのCD(ジグザグテリトワール発売)が発売され、ディアパゾン、モンド、クラシカ、などに『エレガンスを失わずに威光を放つ演奏』と批評される。
演奏会もさかんで、ラジオフランス、テレビ出演の他、ロックドンテロン音楽祭、アカデミーラヴェル、カンヌ音楽祭、ソー音楽祭、ランス音楽祭、クールシュヴェル音楽祭など数々の音楽祭に招かれる。また今年だけでもインドネジア、ベトナム、アフリカ、イタリア、日本、フランス、アメリカで演奏、正に世界的なアーティストである。
その実力と経験、幅広い交友関係をいかし、2002年には、自らがプロデュース、音楽監督そして出演する「ボルドー音楽祭(MusicFestiv')」を毎年手掛けている。この音楽祭も、昨年11回目を迎え、世界各国から集まった音楽家達が『音』という素晴らしい言葉にそれぞれ思いをこめ5日間に渡って行われ大盛況のもと幕を閉じた。今年も開催し世界各国から一流の音楽家が集まる。また音楽のジャンルを問わず、シャンソンやコメディーフランセーズの舞台音楽、タンゴ、ジャズなどアレンジメントも手がける非常に多才なアーティストである。
エコールノルマル音楽院教授、大阪音大客員教授。

- 池田珠代(ピアノ)
横浜雙葉学園時代にピティナコンクール、鎌倉コンクールで入賞。その後桐朋女子高ピアノ科に入学。山岡優子、松岡貞子、関晴子、橋爪玲子各氏の指導を受ける。1989年渡仏。
同年パリ国立高等音楽院に入学。金賞受賞後、同音楽院演奏科マスターコースに入学。ドミトリ・バシキロフ、ハリーナ・チェルニー ステファンスカ、レオン・フライシャー氏などにも教えを受ける。ポルトー、エピナル、ルフェビュールなど数々の国際コンクールで受賞。またプーランク国際ピアノコンクールにおいて、大賞第一位同時にロベート・カサドゥス賞も、を受賞。モンペリエ国立音楽院で教鞭をとりながら、演奏活動を続け、ラジオ・フランス、テレビも数多く出演。現在は各国(ヨーロッパ各国、アフリカ、インドネシア、アメリカ、ドイツ、ノルウェー、インドネシア、中国、ロシア、日本など)でソロ奏者、室内楽奏者としてのコンサート活動をする傍ら、ボルドーで毎夏開催される音楽祭MUSIQUE FESTIV'の創立者として企画を手がけている。
CD録音ではクラリネット奏者とのソナタ(Solstice)、またピアノソロでもプーランク・フォーレ集(Arcobaleno)が発売され、2006年はピアノ1台4手連弾(ラヴェル、ストラヴィンスキー集)のDVD(Creative Arts)が 発売された。2007年には、ニューヨークのカーネギーホールでのコンサート、2009年ピアノ4手シューベルト集(ワーナーレコード)を発売。フランスで最も注目されるDUOとして絶賛を受けている。

- 中田昌樹(ナビゲーター)
国立音楽大学器楽学科卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院指揮科を一年目にプルミエ・プリ(一等賞首席)を得て卒業。カラヤン = ベルリン・フィルハーモニーのもとで研鑽、アメリカ・タングルウッドで小澤征爾、バーンスタインの教えを受ける。1861 年創立のパリ・コンセール・パドゥルー管弦楽団の定期演奏会に日本人指揮者として初めて登場、これがヨーロッパデビューとなり注目を集める。その後、フランス国立リヨン管弦楽団で音楽監督セルジュ・ボドの副指揮者を務めるほか、パリ・マドレーヌ寺院でコンセール・ラムルー管弦楽団との『メサイア』で高い評価を受け、ベルリン放送交響楽団、ブルガリア国立ソフィア室内管弦楽団等、欧州各地で指揮。帰国後、国内の主要なオーケストラに招かれる傍ら、新国立劇場開設以来オペラ制作部でプロデュースに携わり、その後オペラ研修所特任講師として研修運営を担当した。オレゴン州日米協会音楽顧問。