出演者プロフィール

- ワルター・アウアー(フルート)
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団・首席フルート奏者。
2000~2003年までは、ハノーファーNDR放送オーケストラ首席フルート奏者。2003年以前は、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団・首席フルート奏者。
1971年オーストリアのフィラッハ生まれ。10歳からフルートのレッスンを始め、クラゲンフルト・ケルントナー音楽院のヨハネス・カルクレウス氏の元で学ぶ。この頃、オーストリアモユーゲント・音楽コンクールモにて、何度か第一位入賞。また、クラウディオ・アバド監督によるグスタフ・マーラー・ユース・オーケストラのメンバーであった。引き続きザルツブルグのモーツアルトテウムにてコフラー氏のもとで研鑽を積んだ後、アンドレアス・ブラウ氏、エマヌエル・パユ氏のもと、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団アカデミー生になった。この頃受講したニコレ氏によるマスタークラスに於いても、大きな影響を受ける。クレモナ国際フルートコンクール第二位(1996)、ドイツ室内楽コンクール第一位(2000)、ミュンヘン国際音楽コンクールでは、Orsolino・クインテットとして第二位(2001)で入賞。ソリストとしても、世界中のリサイタルやコンサートに出演。2004年ダニエル・バレンボイム指揮によるウィーンフィルハーモニー管弦楽団にソリストとして楽友協会でデビュー。2005年にチェチリア・バルトリ氏とともにソリストとして演奏。ウィーン国立歌劇場、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の首席奏者としては、ズービン・メータ氏、リカルド・ムーティー氏、小澤征爾氏、サイモン・ラトル氏、クリスティアン・ティンマーマン氏、ニコラス・アーノンクール氏、ダニエル・バレンボイム氏、マリス・ヤンソンス氏など著名な指揮者のもと演奏を続けている。ヨーロッパや日本などでマスタークラスに招聘されることも多い。また、アウアー氏は室内楽にも情熱を注いでおり、Orsolino・クインテットや、Wiener Virtuosenのメンバーでもある。

- クリストファー・ヒンターフーバー (ピアノ)
オーストリアのクラーゲンフルトに生まれたクリストファー・ヒンターフーバーは、アレックス・パーペンベルク、ルドルフ・ケーラー、ラザール・バーマン、アヴォ・コーヨームジャン、ハインツ・ メジャモリック各氏のもとに学び、オレク・ マイセンベルクとウラジミール・アシケナジー各氏から特別な芸術的感性を得た。ウィーン、チューリッヒ、ライプツィヒ、ザールブリュッケン、プレトリア他、数々の国際ピアノコンクールで入賞。
2002~2003年の"ライジング・スター"として、ニューヨークのカーネギーホールでヴァイオリニストのパトリシア・ コパッチンスカヤと共演、その他ヨーロッパ各地の主要な音楽ホールの全てに出演した。近年は世界各地のフェスティバルに数多く出演している。
ザルツブルグのモーツァルトヴォッへ、シュバルツェンベルグのシューベルティアーデ、プラハの春など、アシュケナージや、ベルトランド・デ・ビリー、ヤコフ・クライツベルグ各氏ら等の指揮で演奏している。2001年のカンヌ映画祭で優秀賞を受賞した映画『La Pianiste』でピアノ音源演奏と手の映像に出演、シューベルト、ラフマニノフ、シェーンベルクなどをレコーディングした。
2010年10月より国立ウィーン音楽大学ピアノ科教授。