出演者プロフィール

- エルノ・ローザ(ヴァイオリン)
ドイツ育ちのハンガリー人。
幼少期から才能を発揮し、10代で日本を代表する指揮者小澤征爾氏にソロ演奏を披露し、その才能を認められ推薦を受ける。世界を代表する巨匠Y.メニューイン氏やG.ショルティ氏、R.リッチ氏等の推薦・指導を受け、彼らのもとで数々のソロ演奏を行うなど多数活躍。かのアンタル・ドラティが初代の音楽監督を務めたフィルハーモニア・フンガリカでコンサートマスターを務めた父を持ち、3歳でヴァイオリンを始める。
ドイツラジオ放送局の出演、レコーディングも多くこなしながら、ヨーロッパ各地でのコンサートを展開。
1990年にはチェコにて、作曲家マックス・フォン・シリングのヴァイオリン協奏曲(作品25 ロ長調)をアルフレッド・ワルター指揮による国立シンフォニーオーケストラと共演、マルコ・ポーロ香港NHKインターナショナルよりCD収録される。1993年に、この演奏がロンドンTop10リスト8位にランクインし英国クラシック誌に掲載。1999年にはNAXOSより、ミヒャエル・ディートリッヒ指揮によるブラティスラ国立スロバキア・シンフォニーとニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第3番と第4番を収録。この演奏により、パガニーニのスペシャリストであるアッカルド氏を超える逸材としてClassicsTodayにて紹介される。
2003年に英国ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団にゲスト・コンサートマスターとして招かれ任務を果たす。2006年に中国マカオ交響楽団にゲスト・コンサートマスターとして招かれ任務を果たす。2012年、2013年ルーマニアにてコンサートツアーを開催し、同時にルーマニアラジオ放送局にも出演。
日本へは、2005年、佐渡裕氏が芸術監督を務める兵庫芸術文化センター管弦楽団の正団員として来日し、コンサートマスターを務める。退団後はフリー。芦屋大学客員教授を経て現在に至り、各地で活躍中。
超絶技巧と豊かな表現力をともに併せ持つ鬼才。

- 山本昌代(ソプラノ)
大阪芸術大学芸術学部音楽学科卒業。卒業時学長賞受賞。同大学院修了。
伊サンタ・マルゲリータ国際オペラセミナーマスタークラス修了。
ブルージュ市立コンセルバトワールマスタークラス修了。
独シュタインフェルト夏季セミナー、オラトリオ・リートコース修了。
榛名梅の里日本歌曲セミナー・マスタークラス修了。卒業演奏会、奈良県新人演奏会、毎日新聞社主催「若い音楽家達の飛翔」他、関西を中心に多数の演奏会に出演。オペラでは「フィガロの結婚」スザンナ、「子供と呪文」シナ茶碗、「英雄たちのクライマックス」卑弥呼、「泣いた赤鬼」妖精、他に出演。ニューヨークシンフォニックアンサンブルオーケストラ、モーツアルト室内管弦楽団とフォーレ、モーツアルトのレクイエムやミサで共演。
「第3回長江杯国際音楽コンクール」2位、アジアクラッシックコンサート優秀賞受賞。
2006年、秋篠音楽堂にてリサイタル。2009年、大和高田さざんかホールにてホール主催によるリサイタル開催。2010年、ザ・フェニックスホールにてリサイタル開催。
2010年春日大社神苑、2011年奈良国立博物館仏教美術資料センターにおいてライトアッププロムナードなら主催による「言霊と音霊の夜会」は元NHKアナウンサー宮田修氏の語りと歌とのコラボレーションコンサートで好評を得る。
現在、陶や美術工芸とのコラボレーションコンサートなど多彩なコンサートの企画、出演で注目されている。日本演奏連盟会員。堺シテイオペラ会員。奈良県音楽芸術協会特別会員。

- 山口美樹子(ピアノ)
仙台市出身。1984年、全東北ピアノコンクール第1位 文部大臣奨励賞受賞。桐朋学園大学演奏学科卒業後、ミュンヘン市立音楽学校入学、その後ドイツ国立ヴュルツブルグ音楽大学マイスターコース卒業。バイエルンラジオ放送の出演、学内オーケストラとのピアノコンチェルト共演など演奏活動を行う。2013年ルーマニアにてヴァイオリニストのエルノ・ローザ氏とコンサートツアーを展開。ルーマニアラジオ放送局にも出演し生演奏を披露する。
日本では、ピアノ指導と共に演奏活動も展開。大阪シティーアカデミー「グロトリアンピアノを弾く」開講中。ピアーチェ訪問コンサートなどの演奏活動、ピアノ指導で活躍。2010年よりエルノ・ローザとデュオコンサート活動開始。
これまで主に、庄子みどり氏、山田富士子氏、ベネディクト・ケーレン氏、ペーター・ホルフェルダー氏に師事する。