出演者プロフィール

- 中田昌樹(指揮)
国立音楽大学器楽学科卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院指揮科を一年目にプルミエ・プリ(一等賞首席)を得て卒業。カラヤン = ベルリン・フィルハーモニーのもとで研鑽、アメリカ・タングルウッドで小澤征爾、バーンスタインの教えを受ける。1861 年創立のパリ・コンセール・パドゥルー管弦楽団の定期演奏会に日本人指揮者として初めて登場、これがヨーロッパデビューとなり注目を集める。その後、フランス国立リヨン管弦楽団で音楽監督セルジュ・ボドの副指揮者を務めるほか、パリ・マドレーヌ寺院でコンセール・ラムルー管弦楽団との『メサイア』で高い評価を受け、ベルリン放送交響楽団、ブルガリア国立ソフィア室内管弦楽団等、欧州各地で指揮。帰国後、国内の主要なオーケストラに招かれる傍ら、新国立劇場開設以来オペラ制作部でプロデュースに携わり、その後オペラ研修所特任講師として研修運営を担当した。オレゴン州日米協会音楽顧問。

- マリアンヌ・デラキャサグランド(メゾソプラノ)
ザルツブルグモーツァルトテウムで研修を積んだ彼女は、デゥメ、白井、メスプレ、デュニーズ各氏に師事しフィッシャーディースカウがミュンヘンで行ったマスタークラスに選抜された。
マルセイユのオペラ座でデビューをした彼女は、その後シャトレ劇場、ベイルート、ツーロンオペラ座、ディジョン劇場を始めヨーロッパ各国のオペラ座に招かれた。(CARELLA指揮モーツァルト:魔笛、Tingaud指揮プーランク:カルメル会修道女の対話など)またオラトリオや室内楽の活躍も多く、アヴィニオンオーケストラ、リムール合唱団との共演やまたヨーロッパでのラジオ出演も多数こなしている。2012年は、日本でのオペラ公演で、サムソンとデリラで、主役として招かれている。